Fear & Loathing in Las Vegas

月初めに買ったTom Clancy's Rainbow Six: Vegas 2をようやくクリアしました。前半楽だったので舐めてかかっていたら,最後の方は思いのほかハードコアな難度になってきてやりがいがあった。チェックポイントの間が長くて,一瞬のミスで努力が無になるうんざり感は,ちょっとDemon's Soulsを思い出しました。単独行動を強いられるステージでは味方の有難さが身に染みた。人間一人でできることなんて多寡が知れており,大きなことを成し遂げるにはチームワークが不可欠だという教訓を学べた気がする。

僕は手榴弾というものが好きで,手榴弾の使いやすいゲームは自動的に好きになるのですが,その点Vegas 2のコントロールは素晴らしかった。バルコニーから集中砲火を浴びせてくる敵の一団に手榴弾を投げ込んでまとめて吹き飛ばす気持ち良さは,フランクデブールのロングフィードみたいな一発逆転のカタルシスに溢れている。もう一つの楽しみは,経験地を稼いで新たな装備をアンロックし,キャラクターをお洒落にカスタマイズすることです。オレンジのカモフラージュとオリーブグリーンのアーマーベストを合わせた爽やかな春の装いに,背中のL96ライフルで小悪魔的な可愛さを演出してみました。

シューターというより指揮官としてチームを操る戦略的側面に主眼を置いたゲームプレイは,最近対戦重視のシンプルなFPSしかやってなかっただけに新鮮だった。ストーリーにも意外な展開が用意されていて面白かったです。Act 6の最後ではWHAT THE FUCKと叫んでしまいました。女性ビショップの英語音声は結構な棒読みで可笑しかった。プリミティヴなグラフィックで描くゴーストタウンのようなラスベガスの風景も逆に味がありました。最終的にはSenior Master Sergeantまで昇進した充実の軍隊生活でした。

このゲームとケイン&リンチ2はフレンドの方から一緒にやろうと誘われたので結構無理して買ったら,やっぱりやりたくないと言われて置き去りにされるという非人道的な仕打ちを受けたのですが,結果的にはどちらも非常に面白くて救われた感じです。自分の好みで買うと同じような傾向のものばかりに偏りがちなので,たまにこうやって他人に選んでもらうというのは視野が広がる悪くない経験です。例えばレーシングゲームとか僕は全然手を出さないジャンルなので,お勧めなものがあれば教えてほしいです。

最近の嬉しいニュースといえば,バイオハザード(Resident Evil)4とコードベロニカのHDリマスター版が発売されるらしい。というかこちらのリリースは結局いつになるんでしょうか。