The Karate Kid

80年代といえば僕が大好きな映画は『The Karate Kid』シリーズなのですがみなさんはご覧になったことがありますか。この前はパート1から3とThe Next Karate Kidを立て続けに見て再びミスター・ミヤギの叡智に触れ,周囲の状況に振り回されて見失っていた,自分を見つめ直すことの大切さを思い出させて貰いました。迷ったときは基本に戻るというのはどんな分野にも当てはまる必修のメソッドですね。第1作目のエンディングとかは未だにちょっと泣いてしまう。この映画に感銘を受けたのはもちろん僕だけではなく,こちらのファンドキュメンタリーが非常に素晴らしいです。

パット・モリタインタビューで語る個人史は,彼が演じた役のバックグラウンドにも重なる感慨深いストーリーだ。三部作は彼やラルフ・マッチオの素晴らしい演技もさることながら,ダニエルを脅かすライバルたちもそれぞれが80年代的な魅力に溢れていて,その時代がかった滑稽な悪役ぶりに何度見ても微笑みがこぼれます。No More Kings「Sweep the Leg」のミュージックビデオにはパート1のトーナメントを完璧に復元したシーンにコブラ会のメンバーが20数年を経て再集結しており,さながら同窓会の様相を呈する最高の映像となっている。ジョニーが相変わらずハンサムだったり,「Get him a body bag! Yeah!」の人が顔だけ変わっていなかったりして感動します。

今年公開されたリメイクのプレミアにはマーティン・コーヴも顔を見せており,観衆から「先生!」と呼ばれていて可笑しかった。2010年版カラテキッドは勿論見たいんですが,YouTubeで色々な人のレビューを見ているとオリジナルが好きな人ほど楽しめない部分が多かったみたいなので,過剰な期待はせずにおこうと思います。