Beautiful Lady and Television

すっかりソープオペラの世界観に染まってきて、電車で隣に座った美女が誘惑して来ないことが不思議なほどです。何かメルローズプレイスを見たくなってきた。アウターリミッツ、スーパーマン、ダークスカイ、ノーザンエクスポージャー、あとパーティオブファイブやフレンズなど、あの頃WOWOWで放送されていたドラマはどれも面白かった。ザ・シンプソンズとかテニスやセリエAの中継等も併せて僕の思春期は常にBS5チャンネルとともにあった感じです。そんな素晴らしいTVエンターテインメントに多感な時期を育まれたせいか今でも映画スターよりもテレビ俳優に愛着を感じたり、2時間で完結するんじゃなく何年もかけて展開するエピソディックな世界が好きだったりする。勿論一番好きで最も影響されたのはツインピークスです。

ドラマとしては当時はまったもうひとつの系統が『木曜の怪談』怪奇倶楽部→妖怪新聞の流れでした。そういえば今年の夏は妖怪新聞の10周年なんだよね。あのドラマがいわば90年代のチャイドルブームが迎えた最後の頂点でもあったことを考えれば一層感慨深い。この前小出由華のグラビアが雑誌に載っていて、往時の面影を残しながら熟れた体になっていたのが、96年で時間が止まっていた僕には気持ち悪かった。『みにくいアヒルの子』の美少女トリオの中で彼女だけが妖怪新聞のキャストに選ばれなかったことは今でも少し残念に思います。逆に1リットルの涙で見た浜丘麻矢は地味になりすぎていて誰だかわかりませんでした。浜丘麻矢といえば最近篠山紀信の『少女館』を久しぶりに見た。これもまたブームの一つのピークを象徴する作品だ。Berryz工房の1st写真集には『少女館』と同じような衣装や小道具を使いよく似た風景の中に収めた、偶然とは思えないほどポーズや構図的にも共通するイメージが多く、ハロプロキッズこそがあの一連のムーブメントの後継者なんだと信じたい根拠にもなっています。