fugitive

また怖い夢を見ました。僕は駅前広場でムカデ競走のような大量の足が付いた移動ステージみたいのとそれに所属する工作員のような人々に追いかけられて、捕まると怖い寸劇を見せられるのです。地下鉄の駅構内に逃げ込めば大丈夫だとわかっているのだが、あと少しというところでまた水の中を走っているように前へ進めなくなる。そこへ劇団員が2人がかりで追いかけてきて結局捉えられるいった感じでした。僕はなぜかこういう追いかけられる系の夢をよく見てしまいます。最初はタクシーで逃げていて、降りて走り出したら今度はそのタクシーが追いかけてくるみたいなこともよくある。

ビデオを整理していたら昔の『フレンズ』が出てきて10話ぐらい見てしまった。僕にとってフレンズは多感な思春期に見ていたシリーズなので人格形成の上で少なからぬ影響を受けていて、作中のちょっとした言い回しやジョークを日常生活の中で何となく口にしてしまったりします。今回久々に初期エピソードを見て感慨深かったのは、子供の頃見てたときは6人みんな年上だったわけだけど、今は自分が第1・第2シーズンあたりの彼らと同じぐらいの年齢になっていて、それゆえ昔は見えてなかったものが見えてきたりすることです。世界の中心ニューヨークシティでそれぞれ夢を追いながら自由に生きる楽しいばかりの毎日にあの頃はフレンズって思えたけど、残り時間が少なくなり人生色々決めていかなければいけないプレッシャーと彼らも実は戦っていたんだなと今見ると実感する。あと10年したら『サインフェルド』、15年したら『フレイジャー』がもっと分かるのかもしれない。フレイジャー・クレインは自分と共通点の多い気が昔からしてたんですけどね。正直あんな衒学的な喋り方を普段からしてしまうしスノビッシュで傲岸不遜で自意識が強くつまらないことにこだわる人間的な小ささとか悪いところだけ似てる感じです。