Don’t Stop ’Til You Get Enough

先月はサッカーとかあと5年ぐらい見たくない心境だったが7月にもなったことだしと思って気分を切り替え、いい試合だったと聞いていたコパアメリカ準決勝のアルゼンチンvsメキシコを見たらとても面白かった。久しぶりに90分観戦したゲームでスキルレベルの高い両チームが展開したクオリティフットボールは忘れていた楽しみを思い出させてくれるに十分なものでした。そこではロマン・リケルメ作演出によるアルゼンチンのゴージャスなアタッキングプロセスが、自ら状況を作り出し美しい大義を実現する勝者のマインドを具現化し、卑しく矮小な合理主義や凡愚なジャッカルと羊が幅を利かした小汚い世界に立ち向かうチャンピオンのイデオロギーを僕らに提示してくれた。クラブチームファンの視点としては互いに手の内知り尽くした2人の駆け引きが見応えあったマルケス、メッシの攻防は勿論のこと、G.ミリトを今までには無かった視点で見れたのも楽しかった。サラゴサに来たのは僕がリーガの他のチームにさほど注意を払わなくなってからのことなので、ガビミリトといえば未だにインデペンディエンテのイメージがあります。新加入が決まった選手はよく知らないし、開幕まであと1ヶ月以上あって更に動くでしょうから、新シーズンの陣容とかってまだまだ見えてきませんね。しばらくニュースをフォローしていなかったので寝耳に水で驚くことばかりだ。サビオラがRマドリーとかちょっと信じられない。僕にとってバルセロナサビオラの関係は相思相愛なのに残酷な巡り合わせに翻弄されすれ違い続ける恋人同士のような悲哀を感じるものだっただけに、この結末はかなりショックです。