Heaven and earth resound the hymn

先ほどクラブのオフィシャルサイトを見たらデザインが完全に新しくなっていました。こういうリニューアルって何年ぶりだろう。そもそも前のレイアウトになったのがいつだったか思い出せない。そこで報じられた印象的なニュースを基準に考えれば、リケルメが来たあたりではまだバックグラウンドがアクアブルーだった気がするんだよね。そしてラポルタが会長になってからはずっとマルーンを基調とした今の前のデザインだったように思えるので、アンティッチが監督だった頃ぐらいが境目なのかな。ウェブサイトというのもインターネットが重要な役割を占める僕のFCバルセロナ体験においては軽視することのできない要素の一つで、ローカルに保存したページとかをたまに見ると当時の思い出が生々しく蘇ります。サイト一新に伴いクラブアンセムを特集した記事などが掲載されていて興味深い。僕らがよく知ってるいわゆる「El Cant del Barca」は1974年から使われているわけですが、それ以前に歌われてきたイムノの歴史的な変遷が音源付きで紹介されています。「Barcelona, sempre amunt!」とか優雅な響きをスタジアムで一度聞いてみたい感じの歌だ。でも試合前に雰囲気を盛り上げるにはやっぱり今の曲に勝るものはないのかもしれませんね。サッカー以外の場面でも日常生活でめげた時や心が折れそうなときに「Tot el camp es un clam . . .」って口ずさむと気分が上向きになって元気が出ます。

こういう歌など聞いていてもバルセロナファンの嗜みとしてマジでカタラン語を勉強したいと思うこの頃です。アニメを見るために日本語を覚えたベルギー人とかも知ってるけど、好きなもののためだったら面倒な語学の勉強も頑張れる気がする。昔ロシアとかで作ったようなセクシーなビデオをよく見ていた時期には何を言ってるのかわかればもっと萌えるんだろうなと思って言葉を勉強したくなったりもしたものだった。やはりそこに愛があれば自然と言葉は覚えるもので、だから僕はフランス語がいつまでたっても身につかないんだろう。たまにフランス語の文献を引用すると異常なほど間違えてしまいます。というかもっとスペイン語を覚えた方がいいんだろうけど。でも言葉が分からないというのにはいいこともあって、悪いニュースのときにランゲージバリアがバッファみたいな感じになって最初の一撃を緩和してくれるんだよね。例えば誰かが重傷を負ったとして全治6ヶ月とかout for six monthsとか新聞で見てしまうとショックで気絶しそうになりますが、それがseis meses de bajaと書かれていた場合、頭の中で翻訳を行うために一瞬時間的なディレイが生まれてその間に衝撃に備えることができるのです。さすがにこの例は簡単すぎるけど。イングランドとかのクラブのファンになってなくてよかったです。