getting better, begin to make it better

レクレアティーボ 0 - 4 バルセロナ。試合前にロナウジーニョと親しげに話しているレクレの選手に見覚えがあって、ブラジル人でもなさそうだし誰だっけと思ってたら、03/04の1シーズンだけ在籍してその間なぜか分からないけど1試合も出なかったマリオアルバレスだった。マリオと同じ年に来たってことはロナウジーニョってもう随分長くいるんだなと改めて思いました。エトーの1点目はロングレンジを切り裂く軽快なスラップショット。こんな一撃を見せられるたびに、パワフルなストライカーのイメージに歌詞が合ってる気がして「The Man with the Golden Gun」を口ずさんでしまいます。2点目3点目で見せてくれたパッシングフットボールにはそれぞれに苦しみを経験してきたプレイヤーたちの成功への道は自ら切り開けというメッセージが感じられて胸があつくなりました。そんなmight and magicに溢れた前半は例えるなら山中知恵の天使の絵日記の波打ち際のチャプターぐらいパワーのあるもので疲弊し弱りきった精神を焼く劇薬のようだった。343も悪くないけどサイドバックがいるのっていいなと思った。4点目はボールを奪って走ってかわしてシュートというメッシのトレードマークのようなプレーによるゴールで、缶コーヒーを買いに行くぐらい簡単にそれをやってのける彼を見ているとあらゆることが容易くできそうな気がしてくる。なんかポエティックなインプリケーションに溢れたいい試合だった。サッカーをサッカーとしてしか見られないというのは最も馬鹿げたことだ。明日もバルセロナのゲームを見たいです。