the cavallino rampante

4連勝したと思ったらアルヘンティノス、カラカスに連敗するなど相変わらず波に乗れないリーベルプレートです。特にホームでカラカスに負けたのにはがっかりでした。ベネズエラのチームがアルゼンチンで勝つのは初めてのことで、スタジアムの名前にかけて「モニュメンタル」な勝利と新聞では報じられていたらしい。コンメボル最弱と言われて久しいベネズエラがワールドカップに初登場するのも近年の躍進振りを見ればそう遠くないことかもしれませんね。バルセロナVSレアルマドリーの時にはちょうど裏でプレーされていたリーベルのアウェイゲーム、サランディのアルセナルとの試合を見ていました(ficha del partido)。AFA会長の息子が会長を務めるアルセナルは昇格してすぐの頃は随分弱かった記憶があるけど、最近ではすっかり1部のクラブらしくなり今シーズンもこの時点で2位につけている好成績です。育成部門においてサポートを受けるかわりに有望な選手が出れば優先的に譲るといったような契約を昨年バルセロナと交わしたことはずっと前お伝えしたとおりで、バルサファンとしても注目せざるを得ないクラブだ。ラシンでお馴染みのバルデマリンや昨年までリーベルにいたサンマルティンなどが今日はピッチで見られて懐かしかった。ベンチには入ってなかったけどガンドルフィもいるらしい。右サイドになぜかウガンダ人の選手がいるのが唐突すぎて可笑しい。リーベルは今日も3rdユニフォーム。アウマダ&ポンシオ併用はちょっと面白かった。レギュラー組の出場停止とかの関係もあってかロサリオセントラルから来たフォワードのマルコ・ルベンと左サイドバックのビジャグラを先発起用していたのも新鮮だった。半年一年と気長に待つことはアルゼンチンリーグの性質上できないので2人とも早く結果を出してタイトル獲得に貢献してほしい。リーベルのゴールは2点とも僕の好きなフェラーリの運動量とテクニックと攻撃的なイマジネーションが結晶した躍動感が気持ち良かった。後半ロスタイムのベルッチへのアシストなど90分走り続けた疲れを微塵も感じさせないシャープなペネトレイションで我々がサイドバックにはこうあって欲しいと願う理想型をまさに体現するようでした。Belluschiはカタカナでどう書けばいいのかいつも悩んでしまう。スペイン語の実況を聞いているとベルッチと言ってるような感じがするんだけど英語のコメンタリーだと死んだコメディアンの名前みたいにベルーシと聞こえるんだよね。日本語でのスタンダードを知りたいんですが、でも雑誌等でアルゼンチンリーグの情報が載ること自体がまずないのでまだはっきりと決まってはいないんだろうな。今後代表に呼ばれたり欧州に移籍したりとメジャーになっていくほどにそのあたりの共通認識も形成されるのでしょうね。