Fighting Falcon

花粉症がひどくて辛いです。一番好きだった薬が最近効かなくなってきた気がする。アルゼンチンリーグ第3節のラシンクラブVSリーベルプレートを1週間遅れで見た。このカードってアルゼンチンでクラシコと呼ばれる試合の中では最も歴史の長いものらしい。今回は2-4でリーベルが勝ってこれで公式戦4連勝。こうなると今週末の結果を知るのが怖くなってしまいます。この日のリーベルのユニフォームは多分初めて見る3rdカラーで、赤黒白をおもしろいバランスで使ったちょっと欲しくなる感じのデザインだった。リーベルの3rdっていつも縦縞なんだろうか。キルメスがスポンサーだった最後のシーズンあたりのはかっこよかったな。あまりにも見慣れない色なので、今日は試合途中ちょっと意識朦朧としたとき自分のチームがどっちか分からなくなった。しかも相手がラシンということで、セレステイブランコのナショナルカラーに反応して、代表を応援している気分で数分間に渡り敵チームに熱烈な視線を注いでしまいました。

この季節のデイゲームは見ているだけで息苦しい。あんなスタンドに90分いたらマジで死ぬと思う。サムブエサは依然トップフォームには見えないものの、両サイドともかなり連携が良くなってきてる気がした。フェラーリはやっぱりディフェンスラインに入ったときの方がやり易そう。ポンシオとベルッチのミドルが冴えている。ファルカオとファリアスはユニットって感じはあまりしないけど、お互い気兼ねなくそれぞれが自由闊達に魅力を発揮する藤本美貴高橋愛みたいなイメージのツートップだ。ここまで前線はこの2人しか登場していない。控えのフォワードって誰がいるんだろう。いつも実況の人がファリアスがボールを持ったときに言うEl Tecla(=The Key)って何だろうと思ってたら、どうやら少年時代に歯並びが悪くてピアノの鍵盤のように見えたことからついたあだ名らしい。

最初の2点は速いクロスにファルカオが飛び込んで合わせたゴールでした。その名の通り急降下するハヤブサのようなスピードで獲物を仕留めるこのストライカーが大好きになってきた。背番号は11なのに今日は後半になるとなぜか10がプリントされたパンツを履いていて可笑しかった。3点目はラシンのディフェンダーも僕もガルバンを見てなくて、マターリ動きを止めていたら突然別次元のテンションでゴール前に出現してびっくりした。そして4点目は超意外なサパタのゴールだった。サパタがああいう場面でフリーキックを蹴るの自体初めて見たし、綺麗に曲がって入るのにも度肝を抜かれました。ラシンの監督は御存知レイナルド・メルロです。リーベルの監督だったときはほとんど試合を見てない気がする。あの時は主力が大量に引き抜かれた直後のシーズンでチームがかなり弱体化しており悲惨な成績に終わりましたからね。アルゼンチンリーグは試合自体を見る前に結果を知ってしまうことがほとんどなので、負けた試合をわざわざチェックする気になれないのが悲しいところだ。カンパニョーロを見るのがなんか久しぶりです。ラシンにはあとクラウディオロペスが戻ってきており、今日も後半途中から出てきて何度もラインの裏に飛び出しマジでやばいループシュートを放つなど怖いプレーを繰り返していました。ここで引退するために帰ってきたのかな。試合終盤は夕日が眩しくてキーパーのカリッソは辛そうでした。