Halation Summer

ご存知のようにこの時期のアルゼンチンではトルネオス・デ・ベラーノ(=Summer Tournaments)と称した一連の大会からなるプレシーズンのエキシビションシリーズが行われています。その中から毎回リーベルとボカによりプレーされているコパ・レバンチャを今年も見た。このゲームはいつも地方で行われるので、ホームのサポーターが絶対多数を占めるモニュメンタルやボンボネーラでの試合に比べ、スタジアムに両チームのサポーターが半々ずつぐらい入っており、敵意のぶつかり合いが普段のクラシコとは一味違う怖さと緊迫感を醸し出します。サンブエサのファールをきっかけに、ナスティが挑発してちょっと揉み合いになったときとか変な空気が漂って怖かった。後半は飛んできたものが看板の後ろで爆発しており、南米ではありがちな光景とはいえ少し驚きました。

試合も荒れ気味で、もともと大して利いてないサムブエサが退場になったりしてうざかった。更にはリバスも退場して9人に。そしてボカのサポーターが勝ったつもりで騒ぎ、チームも妙に余裕を見せだしたとき、虚を突いて斬り込んだフェラーリのゴールが群衆を一瞬で黙らせたのは痛快だった。何かボカが嫌いです。性格とかキャラクターからすればバルセロナよりリーベルの方が僕のアイデンティティに近い気もしてくる。結局1-1のままペナルティシュートアウトに縺れ込み、ベルッチやトゥッツィオが失敗したものの最終的には6-5でリーベルが勝ちました(マッチレポート)。新シーズンのチームを見るのがこの大会の楽しみなわけですが、人数が減ってから効率の良いプレーでボカと対等に渡り合ったところとか結構期待できそうではあった。イグアインレアルマドリーに行ったことで未だに傷ついている僕だけど未来に目を向けて何とか立ち直りたい。ガジャルドが居なくなってもうベルッチの健康を祈るしかない。新加入は戻ってきたガルバンとかデポルティーボカリのリバスとか。ネルソン・リバスって昔代表にいた右サイドバックみたいな名前だな。随分長い間トロフィを見てないのでリーベルにはそろそろ優勝して欲しいです。ボカには長い耳が相変わらず素敵なマリオニが加入しており11番が似合っていました。