Rule, Iniesta!

今週来週のミッドウィークはクラブとしてはゲームがありません。チームが休めるのはうれしいけど、ここしばらくはずっと週2試合ペースだったので多少寂しくもある。でもその後はバレンシア、セビージャ、レアルマドリーとの対戦、それもサラゴサリバプールとのカップ戦を挟みながらというタフな日程が続くことを考えれば、負担が軽減されコンディションを整えやすくなるのはいいことですね。なんでも選手が代表から帰ってきた直後のゲームは大量得点で勝てることが多いらしいので(FCBarcelona.com)、次のラシン戦にも期待したい。そんなわけで今日は、結果を知ってしまったこともありちゃんと見てなかったコパデルレイVSサラゴサ第1戦を改めてチェックしていました。最近のサラゴサ戦ってなんか荒れることが多いですよね。選手同士の乱闘騒ぎがあったりエトーが野次にキレたりロナウジーニョが退場させられたりとなぜか毎回普通の展開にならないのですが、今回もバルセロナがホームで負けるというちょっとした波乱の結果に終わってしまいました。去年に引き続きサラゴサに負けてトーナメントを去るのは嫌すぎる。それだったらむしろバダロナとかにやられた方がマシだった感じだ。ただ、負けはしたものの、ゲーム自体はパスがいっぱい回ってそれなりに楽しかった。ひどかった一時期と異なり、最近は勝ち点0の試合でもあまりに絶望的な内容ってことがなくなった気がします。セルヒオガルシアも見れたし良かったことにしよう。試合前には幼馴染同士のサビオラとダレサンドロがトンネルのところで談笑していて微笑ましかった。この2人が対戦相手として同じピッチに立つのをたぶん初めて見れたのは、リーベルファンとしても嬉しかったです。そういえばアルゼンチンは今週末に新シーズンの開幕でしたね。

オールドトラフォードイングランドVSスペインも2つの世界観のぶつかり合いが楽しかった。このカードを前に見たときはまだグアルディオラやアベラルドがいた気がする。最近バルセロナの試合以外ほとんど見なくなったせいかスペイン代表によく知らない選手が数人いて微妙にショックでした。カプデビラは代表ではシドニーオリンピック以来見てなかった気がするけどそうでもないかな。更にアングロとかもいて懐かしい感じ。プジョル、シャビ、アルベルダカシージャスも含めナイジェリア、シドニーの世代は今最も脂が乗り切っているだけに代表のピッチで活躍を見れるのは嬉しいです。あとは両方のチームでエースだったガブリの復活を待望するのみだ。今回はピーター・クラウチプジョルの攻防とか、リバプール戦を想定して楽しめた。そういえばクラウチも99年のワールドユースに出てたんだっけ。屈強な男たちが迫り来るイングランドのプレッシャーを闘牛士のような身のこなしでかわしつつ高い位置から捌くシャビのパスはこのレベルでも別次元の繊細さでスムースに流れていた。決勝点となったイニエスタの代表初ゴールが決まったときはルイスエンリケのように拳を突き上げて激しく咆哮してしまいました。やはりゴールに勝る快感はありません。2008年の欧州選手権はスペインが優勝して欲しいです。