He’s black, he’s a crack, and he’s finally back!

リーガ第21節は対オサスナ戦では最もありがちなスコアレスドローだった。この夜のエル・サダールは微妙に照明の光量が少ない気がした。特にピッチレベルの映像だと薄闇の中で試合してるみたいでした。それがむしろ黄昏にまどろむようにぼんやりと浸れて何か良かった。摂氏8度のピッチで動き回るバルセロナのネオンオレンジと例年より若干紅が深く見えるオサスナのユニフォームを夢見心地で眺めてしまいました。ここ数年の躍進ゆえか、近頃はオサスナの赤が随分力強く見えるようになった。ただパンツに入った中国語のスポンサーロゴがバスクのチームには異常に不自然で気持ち悪かったです。

やっぱりバルセロナが好きだなと最近思う。バルセロナのプレイヤーたちがとても好きだ。ボールを持ったシャビが前を向く姿とか、忘れ物を思い出したように方向を変えるジュリのフェイントとかが好きすぎて同じシーンを何度も繰り返し見てしまう。ロナウジーニョは左にいることが当たり前になりすぎていて、今日みたいに突然いないと逆にその存在感を強く感じる。今日のプジョルは露骨にワールドクラスなワンランク上のディフェンスを惜しげもなく披露していた。そしてエトーが帰ってきました。こんなに最高なことは他にありません。ベンチにいるのを見たときからずっとドキドキしてた。アップを終えて一旦戻り、出る準備をしている様子が小さな画面で流れ始めると、心臓が壊れそうなぐらい激しく鼓動し呼吸困難に陥りました。ずっと楽しみにしてた大好きなドラマの新シーズンが始まるときみたいな興奮だった。今日は何て素晴らしい日だろう。こんな日がずっと続けばいい。カタルーニャの地にFCバルセロナが永遠に在っていつまでも栄光の歴史を刻み続けることが僕の唯一の望みです。試合を見た後は最高のドキドキを詰め込んだ勝ち点1を、カタルーニャ産のワインを飲んで祝いました。最近資源ゴミの日をうっかり忘れたために、玄関先がワインのボトル等で埋め尽くされてしまい困っています。