Big mistake

最近はあらゆる局面で物事が上手くいかず、何をしてても面白くない陰鬱な気分です。僕は言ってることの割には筋金入りのロマンティシストで、個人の自由を奪う世間の無知蒙昧に激しく憤ってしまう。でも人々の馬鹿馬鹿しさに怒ったところで自分がより不快になるだけで世界は何も変わらないので、嫌なことからは目を背けてもう考えないことにした。そんな訳で今日も空虚な21世紀を逃れ、90年代の大好きな映画『ラスト・アクション・ヒーロー』を見ていました。もう30回ぐらい見た気がするけど、何度見ても色あせることがない。メタ的な観点で映画作品そのものの在り方を問題にする議論が、フィクションとイデオロギーについてや映画に関するさまざまなセオリーについて考えさせてくれる、幼い頃には分からなかった楽しみを今見ると感じる大傑作です。将来映画批評をやってみたいと思って今は理論を勉強しています。10年ぐらい以内にはラストアクションヒーローについても論文を書きたいと思いますがそれ以前に発表機会が絶対なさそうだ。近頃シュワルツェネッガーのアクセントがかっこいいと思うようになってきました。でもあれは彼のヴィジュアルだから素敵なんであって他の人が真似したら普通に気持ち悪くなりそうですね。