On the Road

クラブアメリカVSバルセロナはプレシーズンにしてはテンション高すぎな試合だった。アジアツアーの時みたいなもっとぬるい感じが理想的だったのに、グアダラハラ同様アメリカも普通に勝ちに来るので負けず嫌いのロナウジーニョが微妙に本気になったりして、負けてもいいから今は飛ばしすぎないで、とらしくないことを考えてしまいました。僕等にしても、サポーターとしての精神的なウォームアップができてないうちにこんな試合を見せられると適切なリアクションが取れません。クエバスがゴールを決めて調子に乗っていたらエスケーロやエジミウソンに激しく削られていたのは可笑しかった。本人に悪意が全くなくても他人の神経を激しく逆なでするタイプなので、僕もリーベルのファンじゃなかったらかなりイラついてたと思う。むしろ僕としては、バルセロナを見始めた頃バレンシアにいて色々ひどいことをされたピオホ・ロペスとの再会にかなりトラウマをぶり返しました。アメリカで他に懐かしかったのはインデペンディエンテにいた頃以来見ていなかったブオソです。出てきたときは一目で分かったよ。マリオニは今どこでプレーしてるんでしょうか。1分間程度のサーチでは見つけられなかった。最後はサビオラエトー、メッシとロナウジーニョを同時に起用したりと、やっぱり変な試合でしたがコーチングスタッフにとっては収穫になるところが数々あったことと信じたいです。メッシの守備力の高さはやはり魅力的だ。メッシのことが好きです。今年もエスケーロがいてくれて有り難い。

AGFとの試合も少し見た。夏の夕闇に包まれたスタジアムで欧州王者のBチームとデンマークの2部のクラブがプレーするこのマターリした空気に至福を感じた。本当こういう試合って好きだ。副音声で言語から開放されて無意識の流れに深く浸ってしまいました。アメリカでの試合よりこっちのほうがいつものBチームのコンビネーションが見れたかな。この中からファーストチームに定着する逸材が出てきてほしいと思う。でも一番いいと思ったベルドゥはやはり引き抜かれてしまいました。今の時点でプジョルシャビモッタイニエスタビクトールオレゲールメッシとこれだけの下部組織出身選手がファーストチームにいるのは素晴らしいことかもしれないですね。クラブの都合を意に介さずアラゴネスが選手を招集するので苛立っていたのですが、シャビとプジョルはそれぞれコンディション的な理由でどうやら解放されることになり、とりあえずちょっと安心です。これで今回のインターナショナルデーにプレーするのはイニエスタグジョンセンエジミウソンの3人だけということになるそうだ。ワールドカップが終わったと思ったらEURO2008の予選がまもなく始まるということで各国代表監督も大変ですね。