Rabbit, Run

スペイン、オランダの代表メンバー5人がチームに合流したらしい。それに加えて、今年の貸し出し先がまだ決まっていないサビオラも一緒に練習しているそうで、なんか気まずそうな感じだ。練習環境としては申し分なく監督ともいい雰囲気で会話しているみたいですが、今シーズンそこでプレーしないとわかっているチームでプロダクティヴなトレーニングができるはずもないし、早く決まるといいなと思います。ボルトンアーセナルPSVなどオファーはあるんだけど、年俸とか条件面での折り合いが付かないとのことです。サビオラは入団の経緯と1年目の活躍、惜しまれつつ出て行ったことや何よりも親しみやすいキャラクターからバルセロナのファンの間では人気のある選手ですよね。僕の個人的なFCバルセロナ体験としても、あの頃1節ごとに歓喜と失望を繰り返すような感情的に起伏の多いシーズンをともに過ごしたサビオラには、狂おしい愛着がある。2001年ごろのことってバルセロナに関して以外はほとんど記憶がない。当時は今以上に苦しかった時期でチームの存在に精神的に深く依存しており、負けるとグッタリしていました。前評判ほど機能しなかったいわゆるエル・トリデンテも好きだった。メッシとロナウジーニョを見ていると、サビオラとクライフェルトの仲良し兄弟っぷりを思い出します。またバルセロナでの活躍を見たいけど、ゼロから作っていくような状況ならともかく、ベースがかなり固まっている今のチームに居場所がないことは受け入れざるを得ない。こればかりはめぐり合わせで誰が悪いんでもないだろう。みんながハッピーになれる世界じゃないし、ビッグクラブの運営の中で不遇な選手が生まれるのはある意味必然であり必要でもあるので、どこか他の場所で新たな幸せを見つけてほしいです。あと1年で契約が切れるそうだ。こんな不幸な関係でも縁が切れるのはやっぱり寂しいですね。