Je t’aime, je t’aime

チャンピオンズリーグ決勝戦を見た後は1時間ぐらい泣き喚いてしまいました。そのあとも十数時間に渡り異常な興奮状態が続き、丸一日経ってようやく酔いが冷め始めた感じです。何かもうどんな試合だったのか思い出せないよ。試合中はフィールド上で動き回るブラウグラナのシャツを見ながら、愛してる。愛してる。ってずっと思っていた。僕がどれだけFCバルセロナを好きか君には分からないだろう。そして世界でおよそ僕ほどこのクラブを必要としている人間は他にいないと思う。それに頼らなければこの世界の中に存在できず自ら崩壊してしまうのです。サッカーはどこまでも個人的な経験であり、そこに一つの真実などは無く見る人の数だけ異なる形を持っている。僕にとってのバルセロナは時に甘美な勝利の味で痛みをやわらげてくれるもの、次の節を、次のシーズンを楽しみにすることで生き続ける理由を見つけさせてくれるものでした。今日みたいな日はいずれ来るとは思っていたけど、実際ダブルを達成してみるとそれは想像を絶する喜びです。何かに負けたり何かを失ったりすることではなく、最後まで勝ったままで、勝つことでシーズンを終えられるというのはこんなに素晴らしい。もう負けるのはうんざりだ。正直言って一週間前から気が気じゃなかった。ここまで精神的に追い詰められたのは中学受験以来です。試合前には僕が出るわけでもないのにがんばってというメールが来たりしてより一層緊張感を高めてくれました。みなさん今年も色々とありがとうございました。ラーションとかエトーは今後どこのクラブに行ったとしても応援してしまいそうです。