Wake up, the Dream is over

ポップジャムで初めてSEXY BOYのTVパフォーマンスを見た。曲は別にいいんだけどテロップで歌詞を出されるとちょっと恥ずかしい。更に衣装が相当色っぽくて別の意味で赤面してしまった。高橋愛は相変わらず安定感だけはあり安心して見ていられる。小春ちゃんには錦戸亮のようなキャリアを歩んで欲しい。

チャンピオンズリーグのドローがあってバルセロナの次の相手はリスボンベンフィカに決まったらしい(uefa.com)。このラウンドではあまり見かけることのない名前で、籤運良かったっていう意見もあるけど、それほど楽なカードだとも思えません。というかここまで勝ち残ってるチームが弱いはずもない。シモンジェオバンニの実力はよく知ってるし、2人とも経験を積んでおそらくバルセロナにいた頃よりもずっと強まってるだろう。監督がクーマンってのもある意味かなり嫌だ。今のバルセロナチャンピオンズリーグクーマンのチームと対戦する、という事実に関してはそこから特別な意味を読み取ることもできるよね。クライフのドリームチームが達成した偉業の最たるものは言うまでもなく92年のチャンピオンズリーグ優勝ですが、その立役者ともいえるのがウェンブリースタジアムにおけるサンプドリアとのファイナルで112分に伝説的なフリーキックを決めた当時のキャプテン、ロナルト・クーマンその人である。ドリームチーム超えを目指す現在のバルサの前にそのドリームチームの象徴的存在が立ちはだかるというのはストーリーとしては完璧だ。実際僕はクライフなんて現役時代も監督時代も見てきていないし、その輝かしいキャリアについては歴史の本を読んで知ってはいるけど、崇拝するような気分には実感としてなれない。僕にとって彼はフロントに今でも影響力を持つ政治的なフィギュアとしてのイメージの方が強く、クライフうぜえ口出しすんなと言ってたフランクデブールにはむしろ同感だったりもする。それだけにこの対戦は、現在のFCバルセロナが過去の亡霊を葬り去り、新しい歴史を始めるための契機と捉えたいところです。