こんにちは。元気ですか。私はというとBerryz工房「蝉」のビデオに異常にはまっています。DVDマガジンVol.3や50分お料理対決のときと同じ衣装ですがいつ撮ったんでしょうか。繰り返し見ているほどに何だか怖くなってきた。哀愁に満ちた旋律と意味深な歌詞とが色濃く「死」を感じさせ胸を締め付けられる。1stアルバムに入っているので一度聞いてみてください。

こういう直接的に無意識へ語り掛けてくる世界っていいなと思う。昨シーズンの後半、セミナーでロバートフロストを大量に読んでからそのあたりの嗜好が変わってきた気がします。僕がかっこいいと思ってたのはエリオット、パウンドや初期のフォークナー、あるいはデイビッドリンチのような露骨にシンボリストな作家たちだったのですが、意識的なリーディングを喚起するのではなく内的に体験させることでメッセージを伝えるアーティストの方がより洗練されているのかもしれないと思うようになりました。

そういうのってライカールトを見ていても感じることで、バンガールに比較して彼の方法論はより無意識の領域を指向しており言語の向こう側にあるフットボールの深遠な真実を指し示すものであるようにも思えます。その点でこの前対戦したマウリーニョとは対照的だ。割と天然だったバンガールよりもマウリーニョははっきりと意図的に象徴主義者で、サッカーを言語的な本質として認識しそこで勝負しようとしている。バルセロナチェルシーの対戦ではむしろそんな監督同士のコントラストがおもしろいと思いました。というか自意識過剰なうわべだけの奴にはもううんざりだ。バカなことしか言えないんなら黙ってろよと思います。