She even kisses me like you used to do

アメリカ村TVキャナァーリ倶楽部コーナーが更新されていて,今回はお待ちかねのえり〜なが主役という訳で激しい興奮とともに見たんですが,もはやこれは完全に村田千宏だと思った。笑ったときのどんどん弛緩して溶けていく感じや爬虫類のような目,満面の笑顔でワイドに口を開けて止めるスタイルが,小5小6あたりで最も脂の乗った全盛期のちひろを見ているようです。動画を再生しながらエルヴィスプレスリー「She's Not You」を口ずさみ古きよき時代を思い返して感傷に浸ってしまいます。

この前買ったDVDでも橋口恵莉奈のチャプターを高い集中力で何度も見ている。ここのプロフィールでは『いないいないばぁっ!』に出ていたとあるのですが,97年といえば元てれび戦士の田原加奈子がピンクのプードルのコスチュームでメインキャラクターを務めており,僕がこの番組に軽くはまっていた頃だった。当時高校生の僕が0歳の恵莉奈を見ていたかもしれないと思うとちょっと何ともいえない気分になる。『Friends』での「I'm a whole person who can drink older than you」というリチャード・バークの台詞の哀愁がリアルにわかります。

橋口恵莉奈の魅力のエッセンスにおいては,彼女本人の可愛さもさることながらその環境も大きな役割を果たしていて,大人が周りにいることで子供の子供らしいフィジカルがそれとしてちゃんと認識できるんだよね。僕はよく10才前後の女子児童が出てくるDVDを見るんですが,1人の少女だけが映る画が全編に続くと彼女が実際どのくらいのサイズなのかが分からなくなってきて,ビジュアル的な子供の体の小ささからくる興奮が風景との対比だけではいまいち得られなかったりする。その点えり〜なは,例えば大きさを伝えるために横に置かれる煙草の箱みたいな役割で,比較対象となる大人が常にそばにいて「子供である」という事実にアンダーラインを引いてくれるので,欲望の萎えることがありません。