It’s so easy

第25節のレバンテ戦は5-1で勝って,ヘタフェに敗れたレアルマドリーに2ポイント差まで詰めるという素晴らしい結果となりました。試合の内容が良かったのは勿論ですが,猛り狂う荒波のように激しい高揚感が突き上げる変なテンションで見たこともあり,この試合は物凄い快感だった。10年ぐらい前FCバルセロナを初めて好きになった,あの初恋の頃を思い出させるようなポジティヴなドキドキが体内に満ち溢れて,ゴールのたび切れ味の悪い刀を力任せに無理矢理突き刺すみたいな暴力的な刺激に胸を抉られ泣きそうになりました。長い不在の分の借りを清算するようなエトーの3点にも,いとも簡単にボールを奪い返すプジョルのアーティスティックなタックルにもいつも以上に感動して,何かこの先途轍もなくいいことが起こりそうな予感がした。ここからはコパやチャンピオンズリーグも含め終盤に向かってビッグゲームが続きますが,もう疑ったり憤ったり要求したりするのはやめようと思います。信じること恋することだけが,誰かのためなんじゃない僕にとって必要なことなんだって分かった。3点目のゴールの後エトーがピッチサイドの記者のカメラを借りてチームメイトを撮影するというパフォーマンスをしていてとても格好良かった。そのとき実際に撮ったものがエルムンドデポルティーボに掲載されており何かすごくいい写真でした。